2018.08.27
まどかの小窓⑦
三原でタコを想ふ
絶食している。
昨日の夜から何も食べていない。といってもダイエットでも人間ドックでもない。
今日は食べ歩きツアー第2弾。だーん!あ、ここはじゃじゃーんなどと軽い表現ではなく、絶食までして食べ歩きに臨もうとする感情の高まりなので、特に強調して大きな声で読んで欲しい。
今回は三原タコ飯の巻。
ここで軟体動物、タコの問題。小学生クイズ。タコの足は8本である。○か×か?
答えは×で、2本が正解である。吸盤を持ったタコの足の内、実は2本が本当の足、残り6本が腕の役割をしている。タコは茹でてわさび醤油でいただくのが定番だが、本当においしいのは米と醤油ごとお釜にぶっ混んで炊き込んだタコ釜飯だということをご存じだろうか。(人の味覚には個人差がありますけど)
三原バイパス近くにその店はある。釜飯、天ぷらと書かれた控え目な看板と人のよさそうな親爺さん。
運ばれてきたタコ飯は、タコの出し汁でうす紅に染まり、ぶつ切りのタコはふっくらとした噛みごたえ。
お釜で炊いたご飯特権のおこげに思わず・・うまいでがんす~。
おこげはしっかりこそげ取り、洗う手間がないほど、ハイ、きれいにいただきました。
先月の豪雨で沼田川が氾濫し、一帯が泥水に浸かったことは三原バイパスを通るとすぐ分かった。
店内の壁には頭の高さ位の所にココまで水位とマジックで書いていたり、泥海となった店前の信号機の支柱だけが見えている写真があり、被害の凄さを物語っていた。親爺さん、店の再開にどれほどの労力を費やしたか・・。
帰り際には「ありがとう、また来てちょうだいね!」と明るい親爺さんの声に「よし、明日から私も頑張るゾ」と急に元気が出てきた
夏の終わりの一日でありました。
今回のまどかの小窓、小説バージョン。いかがでしたか?
まだ暑い日が続きますので皆様、体調にはくれぐれも気をつけてくださいね。